世界中の本好きに贈るとっておき絵本「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」
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毎日を大切に生きているあなたへ
いまどき日記なんて……
と思われる方もいるかもしれません。
大切に生きている、その一瞬の輝きを決して忘れない、
喜びも悲しみもすべてを記すノート。
日記は、その人の歴史です。
どんな素晴らしい思い出も、
記憶としては、だんだん薄らいでしまいます。
だから、メディアやノートに記録し、残したくなります。
一方で過去は過去。という考え方もあります。
それもそうかもしれませんが……。
日記はあなたの歴史です
日記は書かれたページを翼とし、空を飛びます。
乗り越えてきた過去の軌跡が自信となり、前向きにさせてくれるのです。
大空高く羽ばたいた日記は本と呼ばれ、やがて文字の雨を降らせます。
その雨を、メッセージとして受信するのが詩人やアーティストではないでしょうか。
こうして希望は綿々と受け継がれていくのです。
ぼくらの人生はデータではありません。
すばらしい絵本を紹介します。
モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本
ウイリアム・ジョイス/作・絵
おびかゆうこ 訳
2012年10月31日初版発行 発行所 徳間書店
“
ぼくらは人として生まれ、死ぬまでにどれだけのことを楽しみ、
それらを良き思い出として記憶し、
またその反対のことなどもいくつか忘れずに留めておくことができるのでしょう。
記憶しては忘れ、記録しては更新し、生きた証をどこにしまったかわからなくなる日さえあります。
それでも記憶する努力をして、記録します。
「ちゃんと生きたか」
「普通に人並みに」
なんて、どうでもよいことです。
何があるかわかりませんから。
何かに巻き込まれ、翻弄されてしまうことで笑われたり、
後日の美談として語り継がれたりしてしまいます。
どちらも、当の本人とはまったく関係のないところでの反応です。
当の本人が知ったら、不本意に思うかもしれません……。
日記に書かれた軌跡は奇跡~あなたの物語~
誰にでも物語があります。
それは悲喜後もごもで、災害や予期せぬアクシデントにより一瞬にして砕け散ることもしばしばです。
その中には忘れたくない思い出もいっぱいあったはずなのに、
悲しいことが思い出されてしまうため、全部まとめて忘れてしまいたくなるのも人情です。
忘れることで前を向けるから。
けれども、何事にもプロセスがあります。
もしかしたら、あれがアクシデントの予兆だったのかと後日思い返すかもしれません。
そんな、後日談で後悔しないよう、できるだけ心に余裕を持ちたいものです。
「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」
は、日記に記された軌跡をしっかりと辿ることのできる本。
いつの間にこうなってしまったのか、と後悔しない本です。
「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」に先駆けて公開された映画
絵本刊行に先駆けて公開された映画
「The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore」
は2012年のアカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞しました。
作者のウイリアム・ジョイスは1957年生まれ
作家であると共にイラストレーター・映画製作者でもあります。
「ローリー・ポーリー・オリ―」シリーズはテレビアニメ化されエミー賞を3度受賞。
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